2018年1月5日金曜日

要するに平生が大事なのです。 - 仕事の課外授業-746「心を高める」より


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「心を高める」

 禅の修行はなかなかきびしい。

 ちょっと身じろぎでもすれば、
 たちまちパンパンと警策がお見舞いする。

 痛いとも言えないし、
 苦しいとも言えない。

 きびしい戒律にとりかこまれて、
 箸の上げ下げすらも自由でないのである。

 自堕落になれた人間には、
 瞬間もがまんならないであろう。

 しかしこのきびしい戒律も、回を重ね、
 時を経るに従って、それがしだいに苦痛
 でなくなってくる。

 戒律を戒律と思う間は苦痛である。

 しかし、その戒律がいつしか身につき、
 日常坐臥に自然のふるまいとなってあら
 われる時、

 もはやそれは苦痛ではない。

 そして、
 この厳しさを苦痛と感じなくなったとき、

 そこからきたえぬかれた人間の美しさが
 にじみ出てくるのである。

 人間は本来偉大なものである。
 みごとなものである。

 しかしそのみごとさは、
 放っておいてはあらわれない。

 易きにつくのが人間の情であるとしても、
 易きがままの日々をくり返すだけならば、

 そこにはただ、人間としての弱さが
 露呈されるだけであろう。

 おたがいに与えられた
 人間としての美しさを磨き上げるために、

 きびしさを苦痛と感じないまでに
 心を高めたいものである。


      (『道をひらく』松下幸之助)
   

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仕事の課外授業-746「心を高める」より
http://archives.mag2.com/0000115103/

今回のキーは、

 要するに平生が大事なのです。

と考えました。

かれこれ、5年半位この仕事の課外授業メルマガを見て
感想を書くというのをやっているのですが、
勿論、感想を書いている時は
真摯に向かってはいるものの、

 「日常坐臥に自然のふるまいとなって」

いるかというと、マダマダまだまだというところです。

些細な事で、怒ったり、イライラしたり
敬意を欠いてしまったり
理屈をつけてしまったり

 むしろ真の修業は、竹刀を捨て
 座禅を解いてから始まるというわけです。

という事からいくと、
メルマガの感想文をブログに書いて、
公開ボタンを押して、パソコンの前から離れてから
改めて、仕事の課外授業が始まるというわけです。

中々、簡単にはいかなそうですが
せめて、今日一日は心穏やかに、全ての人に敬意を持って
過ごして行くことにします。


■ 家族で考えるとどうだろう?

もう一つ、本文中にありました
シンクロナイズドスイミングの井村雅代さんの言葉

”「叱る」とは、

 いま自分の目の前にいるこの人は、
 絶対にこのままでは終わらないんだ。

 いまの状態よりも必ずよくなるんだと
 その人の可能性を信じることだ。”

は、子どもとの関係では大切にしたい考え方ですね。

相手を信じるという事が大前提でのコミュニケーション。

可能性を信じるからこそ、鍛える。
そして、鍛えられるからこそ、「本来の強さ」が現れてくる

そんな信じる心を忘れないようにしたいですね。


■ 最近読んだ本 30秒レビュー

ザ・プラットフォーム  尾原和啓

尾原さんによるITビジネスの基本を学ぶための本です。
何故、皆プラットフォームを目指すのか?
今後は、どんなプラットフォームが世界を変えるのか?
日本型プラットフォームの可能性は?
と言った事について、書かれています。
むしろIT系に無関係の職種、業種の方も読む価値がある1冊です。



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