2018年1月12日金曜日

ごちゃごちゃ言わずに「やってみる」 - 仕事の課外授業 vol.747 「体験の上に」 より


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「体験の上に」

 ここに非常な水泳の名人がいるとする。

 そしてこの名人から、いかにすれば水泳が
 上達するかという講義をきくとする。

 かりに三年間、休まず怠らず、微に入り
 細にわたって懇切丁寧に講義を受け、

 水泳の理を教えられ、
 泳ぎの心がけをきかされる。

 それでめでたく
 卒業のゆるしを得たとする。

 だがはたして、それだけで
 実際に直ちに泳ぎができるであろうか。

 いかに成績優秀な生徒でも、それだけで
 すぐさま水に放り込まれたらどうなるか。

 たちまちブクブク疑いなし。
 講義をきくだけでは泳げないのである。

 やはり実際に、
 この身体を水につけなければならない。

 そして涙のこぼれるような
 不覚の水も飲まなければならない。

 ときには、死ぬほどの思いも
 しなければならないであろう。

 そうしてこそ水に浮けるし、
 泳ぎも身につく。

 体験の尊さはここにあるわけである。

 教えの手引きは、この体験の上に
 生かされて、はじめてその光を放つ。

 単に教えをきくだけで、何事もなしうる
 ような錯覚をつつしみたいと思う。

      (『道をひらく』松下幸之助)

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仕事の課外授業 vol.747 「体験の上に」 より

今回のキーは、

 ごちゃごちゃ言わずに「やってみる」

と考えました。

2017年もたくさんの本を読んできました。
これはこれで、良い事だと思ってはいるのですが、
やはり、実際に行動に移せた回数でいうと少ないかもというのが、
反省点です。

本を読んで得た学びを、実際に行動に移してみて
試行錯誤してみて、疑問を持って
また、本を読んでみる。誰かに尋ねてみる。
この繰り返しが、成長を生む事は実体験でも認識できてはいるのですが
中々出来ていないというのが、実態です。

では、何故出来ていないのか?

それを、考えてみた時

 「知る」ことで満足し、
 結局、やらずに終わってしまう

というよりは、転ばぬ先の杖というか
直面している課題というよりも、「知っていたら良いかも?」
という事で本を選んでいるからかな?
という事に気付きました。

当然、広く知識を得ておく事も大切な事と考えていますが
来年はもう少し、身近なところにある課題を解決するような
本選びをする事で、自分自身の成長に繋げて行きたいと思います。

■ 家族で考えるとどうだろう

丁度、先日息子がサッカーがもっとうまくなりたいというので
図書館で本をかりてきたところ、
ぺらぺらぺらっと見て、

「あー大体知ってる事だわ」

と言ってました。その時にも知ってる事と出来る事は違うよね
という話はしましたが、改めて本を読みながらやってみるという事を
一緒に行動してみることにします。

■最近読んだ本 30秒レビュー

コトラーが教えてくれた事  西内啓  (著),‎ 福吉潤 (著),‎ 北野弘務 (イラスト)

コトラーの「マーケティングコンセプト」を非常に簡単に
ライトノベルに仕立てた本です。
僕は、コトラーもドラッカーも大分大人になってから知ったのですが、
こうした簡単なので、学生時代に興味を持つ事が出来てたら
人生変わっただろうな。とこの手の本を読むたびに思います。


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