2014年10月3日金曜日

子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの



会社の偉い人が、この本読みたいなぁというので経費で購入したら
付箋を付けて返してくれたので、付箋のとこを中心に読んでみました。

付箋のところ中心なので、本とざっくりしか読んでないけど、
内容メモをシェア。


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未来のイノベータ―はどう育つのか -子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの-
トニーワグナ-

目次

1 イノベーション入門
2 若きイノベーターの肖像
3 STEM系イノベーター
4 社会イノベーター
5 学びのイノベーション
6 イノベーションの未来


■STEM(科学、技術、工学、数学)分野の重要性


■イノベーションを起こすには、
 - 専門性
 - クリエーティブな思考力(正しい疑問の投げかけ、結びつきの見出し、観察し
   共感し、コラボレートし、実験する能力)
 - モチベーション

・モチベーションには、内的モチベーションと外的モチベーションがある

・外的モチベーションはアメやムチ
 - 外的モチベーションでは、仕事に情熱を注がない

・内的モチベーションは遊び、情熱、目的意識
 この3つを親、教師、メンター、経営者がどう奨励するかによって
 若きイノベーターの人生に大きな変化が生まれる


・遊び
 グーグル創業者 ラリー・ペイジやセルゲイ・ブリン
 amazon ジェフ・ベソス
 wikipedia ジミー・ウエールズ
 等は、遊びを通して学ぶモンテッソーリの学校に通っていた


・情熱
 何かを探り、新しいことを学び、もっと深く理解したいという情熱
 1万時間の努力は、タイガー・マザーからでなく自らの情熱から

 
・目的意識
 「変化を起こしたい」という意欲


※若きイノベーターたちの人生には、遊びが情熱、そして目的意識へと
 進化していく線がはっきりと見えた

※彼らは、子供時代に大いに遊んだが、その遊びの多くは
 他の子供に比べると極めて無秩序であった


■何故イノベーションが大事なのか?

・イノベーションとは?
 - この世界で意味がある事
 - 人々にインパクトを与えること
 - そして人をワクワクさせることをやるということ


■イノベータを育てるには?

・現在は、お父さんがいちばんよく知っている時代ではない
 - 自由にさせるとき、守ってやるとき
 - 宿題をやらせるとき
 - 学校外での学びをサポートするとき

 ⇒ 大人の「よりよい判断」より子供の「知恵」を信頼する


・子供には、ユニークな感性があり、学びたい、作りたい、といった要求があり
 自分の潜在性を実現したいという内的エネルギーがあることを信じるべきだ

・おもちゃは少ないほどいい
 - LEGOで何かを作り上げたり、創造力と想像力の助けになるもの
   例えば、予算を持って工具店に行き好きなものを買わせるなど

・スクリーンタイムの制限
 - 電子的おもちゃや、PCへの接触を一定年齢まで制限する
 - 一定の年齢になった、PCを使って調べることもあり
  但し、リビングにおいて、どれだけ使っているかを把握すると共に、休息日、休息時間を設ける

・遊びとしての読書
 - 子どもの想像力をかきたてる本の読み聞かせ
 - 成長したら、自ら読む習慣をつけさせることも重要。宿題とは関係ない本を読む時間を設ける


・親の最も重要な仕事の一つは、子どもが自分で情熱を傾けられることをみつけ
 追いかけるのを応援すること

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我らが、amazonのファウンダー ジェフ・ベソス 他
インターネットの巨人達がモンテッソーリの学校に通っていたのには感動。

先日の、『「子どものため」って誰のため』 天野秀昭 氏講演会 の内容にも通じる、
遊びの重要性、遊びの多くは他の子供に比べると極めて無秩序であったなど。


スクリーンタイムの制限、遊びとしての読書など息子誕生以来こだわっていたことが
意外な切り口からも、認められたのはちょっと嬉しい。


おもちゃは、(貰ったりすることで)どうしても多くなってしまうのだけど
今後は、工具とかスポーツ用品とかにしてもらおうかと思う。


「大人の「よりよい判断」より子供の「知恵」を信頼する」
「親の最も重要な仕事の一つは、子どもが自分で情熱を傾けられることをみつけ
 追いかけるのを応援すること」
など、息子が成長するまで心に刻んでおきたい名言にも出会えた。

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