2017年8月17日木曜日

”喜びとともに自分の仕事をする” - 絵本パパラギ~はじめて文明を見た南の島の酋長ツイアビが話したこと~


絵本パパラギ~はじめて文明を見た南の島の酋長ツイアビが話したこと~
エーリッヒ ショイルマン (著),岡崎 照男 (原訳), 和田 誠 (構成・絵)

ビール仲間のもっさんと国立のビアパブで呑んだ後に、
蕎麦をすすりながら、お薦めしてもらった本です。
本当は本をお薦めしてもらったのだけど、図書館には絵本版しかなかったので
先ずはこちらを読んでみました。

”この本は、一九七七年に復刊され、その四年後に、
 日本でも岡崎照男さんの訳によって出版されました。
 もともと八十年以上前の報告で、それは第一次世界大戦の頃。
 映画はまだサイレントの時代でした。日本で出版されてからも
 二十年を過ぎています。
 けれどもこの報告の内容は少しも古くなっていないばかりか、
 ますます私たちに大切ことを思い出させてくれるでしょう。”
(あとがき より)

この本では、サモアの酋長ツイアビがヨーロッパを旅して帰った印象を
島の人々に報告したものになりますが、上記のあとがきにもあるように、
時代を経て正に今こそ、働き方や時間の使い方について再考させられる
ような内容になっています。

今回は、一人で読んだのですが、あらためて息子とも読んでみる事にします。


職業について

”パパラギの国には私たちの島の椰子の木よりもたくさんの人間がいるが
 彼らの顔は灰のように暗い。仕事が楽しく無いからだ。
 職業が彼らの喜びをくいつぶしてしまったからだ。”

「働く 」と云う事に、問いかけられる章になります。
職業を持つ事で、役割分担が明確になり一つの事だけをやる事で
喜びを得にくくなってしまっているという事です。

逆に、活躍されている人たちは、色々な事を同時並行的にやりながら
楽しそうに日々を過ごしているように思われます。

栽培マン的なサラリーマンが顔色を悪くし、つまらない仕事を続け
結果として体調を崩してしまったり、病にかかってしまっている
と云う事ですね。

”私たちの仕事はほんの少しで、職業ということでは
 貧しく見えるかもしれない。
 だが、たくさんの島のきょうだいたちは、喜びとともに自分の仕事をする。
 苦しみながらではない。”

仕事は、少しでもきょうだい達と喜びとともに自分の仕事をする。
そっち側の領域に行けたら、どんなに幸せだろうと
日々モヤモヤする毎日です。


パパラギの時間

”「ああ、もう一時間が過ぎてしまった」
 大きな悩みがあるみたいに悲しそうな顔をする。
 そのときにはまた新しい一時間が始まっているというのに。”
これは、よくある事ですね。
「覆水盆に返らず」「こぼれたミルクを嘆いても仕方がない」
古今東西、あらゆる諺にもありますが、
ついつい過去を振り返って、悲しい顔をしてしまいます。
そんな事に時間を費やさずに、新しい一時間を有意義に過ごせば良いのにと。
正にその通りです。

”「自分の歳くらい知っているべきだ」と彼らは言った。
 私は黙って、心では
 「知らない方がずっといいのに」と思っていた”

こう云われて見ると年齢って、だから何なんだって事になりますね。
人間は生まれた瞬間から一歩一歩死に向かって近づいて行く。
だからこそ、前向きに行ければよいのですが、逆に
「もう〇歳だから・・・」とネガティブに働いてしまう事の方が
多いように思われます。
で、あれば自分の歳なんて知らない方が色々な事にポジティブになれる
というのが、ツイアビの教えですね。

”私は彼らに教えてやりたい。
 日の出から日の入りまで、ひとりの人間には使いきれないほど
 たくさんの時間があることを”

正に、時間はたくさんあるのです。
それを、どう使うか?というだけで。
変に悲しんだり、憂いたりする事無く、自分の大切な事に使うべきなんだと。





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