2016年3月6日日曜日

上三年にして下を知り、下三日にして上を知る - 仕事の課外授業-648「独りを慎む」

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 君子は必ずその独りを慎むなり。

 小人は閑居して不全を為すこと至らざる所なし。

      
                   『大学』
            
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仕事の課外授業-648「独りを慎む」 より


一年半前(vol.559 「独りを慎む」)にもありました。
再び登場です。
今回のキーはこれだと考えました。

 「上三年にして下を知り、
  下三日にして上を知る」

確かに、今までの人生。
上司を見切るのって早いですね。あっという間です。
でも、一方上司が部下を知るのって、時間がかかるんですよ。
というのは、第一印象 があったとしても、
部下は成長したり、退化したりするから

退化に関しては、前回の 率先垂範 参照ですかね。
部下は上司の鏡。
上司の(特に厭な部分の)姿が写しだされる。

もう一つ

  「人間性」は、「何をしないか」で知る

について考えてみようと思います。

前回の独りを慎むでは、森信三先生の著書かから引用されていました。
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  真に独りを慎むということは、
  結局は天を相手にしなくてはできない。
        『修身教授録』森信三著(致知出版社)
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 「やってもいいのに、やらない」
 「権利がある」のに、その権利を行使しない
 当然、主張していいことを 「全部は、吐ききらない」

これは、効くなぁ
普通に会社生活していたら、ついつい

 こんなところで良いか・・・
 そんなに、「権利」ばかり主張しなくてもいいか・・・
 そこでも、主張しなくてもいいか・・・

となってしまいます。
それは、心のどこかで

 ・主張ばかりするのはカッコ悪い
 ・主張するなら、成果も出せよ

みないのが、根底に流れているからかもしれません。
そんなものも、己との戦いの中で克服するのが、
克己の工夫なんだと漢字を読みながらふと気付きました。


■ 家族で考えるとどうだろう?

「能力」を計るときに、
何が出来るか出来ないか?
でみてしまうのは、仕方ないかと思いますが
出来ないところばかりに目が行ってしまい、
論点がそこに終始するのは、あまり芳しくないですね。

仕事でもそうかもしれませんが、
家族だからこそ、なお更、「出来る」事にスポットライトがより当たる
ような話し方、声がけを心がけて行きたいです。



■ 読んだ本のコーナー

コミック ユダヤ人大富豪の教え 本田健

僕の師事する、ユダヤ人大富豪の教えのコミック版です。
10年ぶり位に読んでみたのですが、
結構、10年前とは違う印象を受けますね。

今回のテーマ的には、成功の為の17の秘訣17番目
「人生がもたらす、すべてを受け取る」
よいも悪いも、謹んで受け取るという姿勢が克己なのかもしれませんね。

"幸せに成功するには、自分らしい人生に意識を集中する"




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