2017年6月7日水曜日

「腕力」がないと、物は重く感じます - 仕事の課外授業-715「忍耐の徳」

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「忍耐の徳」

 何ごとにおいても
 辛抱強さというものが大事だが、

 近ごろはどうもこの忍耐の美徳
 というものがおろそかにされがちで、

 ちょっとした困難にも
 すぐ参って悲鳴をあげがちである。

 そして、事志とちがった時には、
 それをこらえてさらに精進をし、

 さらに力を蓄えるという気迫が
 まるで乏しくなり、

 そのことの責任はすべて他にありとして、
 もっぱら人をののしり、社会を責める。

 これは例えば、
 商売で品物が売れないのは、

 すべて世間が悪いからだというのと
 同じことで、

 これでは世間は誰も相手にしてくれない
 であろう。

 買うに足る品物であり、
 買って気持ちのよいサービスでなければ

 人は誰も買わないのである。

 だから売れなければ
 まずみずからを反省し、

 じっと辛抱をして
 さらに精進努力をつづけ、

 人びとに喜んで買っていただけるだけの
 実力というものを

 養わななければならないのである。

 車の心棒が弱ければ、
 すぐに折れてガタガタになる。

 人間も辛抱がなければ、
 すぐに悲鳴をあげてグラグラになる。

 おたがいに忍耐を一つの美徳として、
 辛抱強い働きをつづけてゆきたいもので
 ある。

      (『道をひらく』松下幸之助)

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仕事の課外授業-715「忍耐の徳」 より

みなさん、こんばんわ。

先週末は、両方とも良い天気でしたね。
土曜日は学校公開ののちに、友人のコミュニティ田んぼへ。
田んぼも今年で9年目とのこと。
僕は、2年目から参加して、3年目からカレーやってるから
趣味のカレーも早7年目。
普段は、どちらでお店をやられてるんですか?と云われるようになりました。

続けるって素晴らしいですね。


今回のキーは

 「腕力」がないと、物は重く感じます

と考えました。

ものごとは「相対」であって、
「困ったこと」が多いのは、簡単に困ってしまう自分がいる
という事。

とても分かり易い例だと思います。

すぐ疲れてしまうのは、体力が無いという事
すぐイライラしてしまうのは、心が狭いということ

自分を鍛えない限り問題は解決されません。
自分を鍛えずして、

「困りごとが多い」とか
「すぐ疲れる」とか
「イライラする」とか

云っていても始まらないのですね。

とどのつまり、これこそが本文中で書かれている
人生の「苦難、困難」の真の意味という事です。

なぜ、その問題が起きているかを考えると
自ずと答えが出てくるというもの

しかしながらその一方で、今の時代難しいのは
極端なストイックさ、自分を突き詰めすぎる事ですね。

 「我慢」し過ぎて、鬱になったり、
 「無理」をし過ぎて、体を壊したり

してしまっては、元も子もありません。
本当にしんどい時には、逃げ出すという選択肢も
ひとつ持っておきたいところです。

困難が起きた時には、
先ずは自分を鍛えなおしてみるということ
それでも、立ち行かない時には、全力で逃げてみるということ
この二つを肝に銘じていきます。

■家族

息子に対しても、

困難が起きた時には、
先ずは自分を鍛えなおしてみるということ
それでも、立ち行かない時には、全力で逃げてみるということ

この二つを伝えたいです。

ボスキャラを倒せないのは、自分のレベルが低いという事
漢字テストの点が悪いのは、練習が足りないという事
マラソン大会ですぐ疲れるのは、運動が足りないという事

身近な事例で教えながらも、
我慢や努力だけではどうにもならない事もあるという事を
さりげなく、伝えられたらと考えています。


■ 最近読んだ本のコーナー

なぜ日本人は考えずにモノを買いたいのか NRI

NRIが実施している生活者1万人の生活価値観や消費行動・意識に関する
調査のまとめた本です。
3年ごとに行っている調査なので、消費スタイルがどのように変化しているかが
分かります。実際に読んでみると、実感のある内容が数字で表されているので
何かの参照にも使えそうです。



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