2018年3月16日金曜日

”反省はしても、「徹底的」にはできていない” - 仕事の課外授業-756「徹底的に」より


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「徹底的に」

 起こってはならないことが、
 次々と起こってくる。

 怒ってほしくないことが、
 次から次に起こってくる。

 去年もそうであったし、
 ことしもまた同じこと。

 誰が起こしているのか。
 馬でもなければ牛でもない

 馬や牛はただ人間からなされるまま。
 人間を困らせるようなことは何もない。

 困ることを起こしているのは、
 やっぱり人間自身である。

 夏衣で寒風に立てば、
 まず普通の人はカゼを引く。

 カゼを引きたくなければ、
 それ相応の衣服をまとえばよい。

 風に罪はない。
 不用意な人間自身に因があるのである。

 因があるから果があるので、
 不用意、不心得の因があれば、

 起こってはならないことも起こってくる。

 つまり、起こるべくして起こったわけで、
 よく考えてみれば何の不思議もない。

 だから、何事も起こってはならないことを
 起こしたくなければ、

 お互い人間の、不用意、不心得を
 徹底的に反省しなければならない。

 ともすれば徹底を欠きがちな昨今、とくに
 不用意な人間の心のあり方そのものを、

 まずみずから徹底的に考え直してみたい。
 反省し直してみたい。

 自分のためにも社会のためにも。


    (『続・道をひらく』松下幸之助)
   

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仕事の課外授業-756「徹底的に」より

今回のキーは、

 ”反省はしても、「徹底的」にはできていない”

と考えました。

先日、役員と話してる際に

「何かトラブルがある時には徹底的にやれよ!
 これでいいかな?って思う程度の倍ぐらいで、手当てをした方がいいぞ!
 そうしないことが、さらに悪い結果を招くことになる」

ということをおっしゃっていました。

まさに、これは今回のテーマに即していると思うのです。

何かまずいことをしてしまったかな。
と思うことがあって、手当てを打つ訳ですが

「これぐらいでいいかな?」
「これぐらいやっとけば大丈夫だろう?」

というところで、やめてしまった結果、
二次災害、三次災害を引き起こすことになってしまう可能性がある。

ということを懸念しての発言だったと思われます。

まだまだ、手を打てることがあるそのはずなのに、途中で手を止めてしまう。
そんなことは、普段の生活の中でもあります。

例えば何かに興味を持って、調べたり楽しんだりする趣味の分野でも
そこそこ楽しむのであれば、それでいいのかもしれません。

しかし、そこからもう一歩抜けるには、その先もう1ランク頑張る必要があるのです。
それを理解していないと、常に何度やっても同じことの繰り返しになってしまい
徹底的にできない結果、得られる結果も中途半端なものになってしまいます。

僕自身、割と色々な事に興味を持って、楽しむタイプなのですが
そこから、もう一歩抜けられない。
1ランク上に上がるまで頑張れずに次に移ってしまう。

そろそろ、何か一つステージが上がれるものを作れるよう
集中してみようと思います。

"油断なく、常にスタンバる。
 そして常にライバルの2倍やる位、気合いある"
KENTHE390 真っ向勝負 晋平太パート


■ 家族で考えるとどうだろう

学校の勉強に関しても同じことが言えますね。
徹底的に、やらないと理解が進まない。

間違えた問題をただ直すのではなく、
徹底的に理解するまでやり直さないと、
結果、また同じところを間違えてしまう。


ゲームでも徹底的にやりこまないと、
強くはなれない。

徹底的にやりこむ。そんなスタイルを
今の内に身につけて行って欲しいです。


■ 最近読んだ本
空気を読んではいけない 青木真也

格闘家 青木真也のストイックなまでの哲学が溢れています。

 ”周囲に流されることなく常に隙間を探し、
  新たな技術を追い求め続けてきたことは、
  結果的に僕の選手としての市場価値につながっている”

 ”朱に交われば赤くなるという言葉があるように
  人間は良くも悪くも置いている環境に慣れてしまう”

 ”代えのきかないファイターは自然と商品価値が高くなる”


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